給与締め日ってどうやって決めるの?締め日ごとのメリット・デメリット
給与締め日はどうやって決めるのでしょうか。締め日ごとのメリット・デメリットを紹介します。そもそも締め日はいつにするべきか、については各社自由に決めてよい、というのが結論です。
通常締日は15日、20日、月末などのキリのよい数字を決めてその日に締めることがほとんどです。ほとんどですが、それ以外でも別に良いのです。社長が23日生まれだから毎月23日締、というのでも、ラッキー7から7日締としても良いのです。
こんな日に締めるとメリット・デメリットがある、と知れば締め日設定の参考になると思います。
1、給与支給日と近いのはどうでしょうか?
わが社の給与は20日締の当日支払い、または月末締の翌月3日支払い、というのはどうでしょう。
給与は締めた日から支給に向けて給与計算が始まります。どんなに便利な給与計算ソフトを使用してもある一定の時間は要します。締め日当日の締めはいつやってくるでしょうか。それは締日の終業時間にやってきます。
20日締の会社が18時に終業したら20日の18時までの社員の勤務状況によって給与を計算されます。その日のうちに給与計算はできません。なぜなら給与計算をしている事務員さんはまだ働き続けておりその事務員さん一人の給与は締まらないからです。では翌日支払いならどうでしょうか。
翌日朝出勤してきた事務員さんが前日までの前社員の給与計算を始めます。これは怖いですね。ミスがあるかもしれません。勤怠表に社員から訂正が入るかもしれません。
給与支払いの多くは銀行振り込みです。銀行に持ち込むのが3時ぎりぎりでは銀行が前社員への振り込みを当日営業中にできません。結果、20日締の翌日21日支払いのはずが22日にずれ込んでしまいかねません。これは3日後、5日後でもまたちょっと心配です。できれば給与支給日よりも最低10日前に締日を設定することをおすすめします。
給与計算は迅速さも大切ですが、とにかく御社の信頼と社員の安心感のためにミスがなく、必ず支給日に支給されることが大切だからです。このように給与支給日と締日が近ければ会社にとってはデメリットが多く目立ちます。
ただし、社員の方から見れば、締日のあとすぐにお給料が貰えるのは嬉しいことです。とくに入社したばかりの社員は最初のお給料まで前月のお給料はありませんから、早ければ早いほど助かる、というメリットがあります。